根岸英一氏(28回)ノーベル化学賞決定

受賞の業績は「有機合成におけるパラジウム触媒クロスカップリング」。 

根岸氏は
「夢見たことがかなった。永遠の楽観主義を持って研究する姿勢が大切だ」、さらに「世界が舞台だ。日本の若者も海外に打って出るべきだ」とコメントした。

*授賞式は12月10日、ストックホルムで開かれる。


――根岸氏略歴――
昭和10年 旧満州国(現中華人民共和国吉林省長春市)にて誕生
昭和28年 湘南高等学校を卒業
昭和33年 東京大学工学部応用化学科卒業 帝人入社
昭和38年 ペンシルベニア大学にて理学博士を取得
昭和41年 帝人を退職してパデュー大学博士研究員となる。指導教授はハーバート・C・ブラウン博士(1979年ノーベル化学賞受賞)
昭和54年 パデュー大学教授に就任。
根岸英一氏(28回)と尾島巌氏(39回生)

写真左が根岸英一氏と夫人、
右がニューヨーク州立大学教授 尾島巌氏(39回生、NY湘友会代表)と夫人

この報道を聞き川井湘南高校長、田辺湘友会長連名で早速お祝いのメッセージを送ると共に、来年迎える母校の創立90周年記念に後輩の生徒に講演をして頂く計画の検討に入った。
また「校史資料館(仮称)」開館にあたり、『根岸さんコーナー』を設ける等の企画も持ち上がった。