湘南高校野球部創部70周年記念祝賀会

2016年11月6日(日)、野球部創部70周年記念祝賀会が、藤沢市民会館で開かれた。野球部OBや、現役野球部員とその保護者ら約200名が一堂に集い、70周年を祝った。

祝賀会は、現役部員の応援歌「青春の歌」斉唱で開幕、中西OB会長(31回生) が「伝統ある湘南高校野球部発展のため皆で力を合わせていこう」と開会宣言、昭和24年夏の甲子園大会優勝、二度の選抜野球大会出場や神奈川県予選で好成績をあげた年の写真や新聞記事などをスライドで紹介、輝かしい野球部の歩みを振り返った。

続いて後藤氏(68回生) と須貝氏(70回生) の司会で、スペシャルゲストの溝口智成 立教大学野球部監督(61回生) と、日米大学野球の日本代表メンバーに選ばれた東京大学の宮台康平 投手(88回生) の二人が、「湘南野球部から東京六大学へ」をテーマに、東京六大学リーグという注目の集まるハイレベルの舞台で試合することの喜びや緊張感を語り、現役部員に神宮という素晴らしい環境でプレーすることを呼び掛けた。

また「湘南野球部…ふたたび甲子園に」をテーマに、中西OB会長(昭和29年選抜出場)、上田 誠 前慶応高校監督(現総監督、監督として春夏合わせて 4回 甲子園出場・51回生)、川村 靖 湘南高校野球部監督(静岡県立富士高校の投手として昭和54年夏の大会出場) の甲子園経験者3名をパネラーに、「勝負はほんの小さな差」「考える野球」などをキーワードに、どうしたら再び甲子園の土を踏むことができるか熱く討論した。

ここで甲子園優勝メンバーで、慶応大学やプロでも活躍した佐々木信也氏(27回生) が飛び入り登壇。湘南高校野球部創設の経緯や当時の野球への取り組みなど、軽妙な語り口で披露した。その後、甲子園出場経験者の紹介があった。

その後の懇親会では、様々な出会いの中で歓談の輪が広がった。OBの団結力を培うとともに、現役部員にとってOBの貴重な話を聞くことができて有意義な一日になった。

なお祝賀会に先立ち、OBによる紅白試合を開催、最長老の高橋昇氏(42回生) から卒業間もない若手まで、幅広い年代のOBが母校のグラウンドでの試合を楽しんだ。

※今回の祝賀会について、湘友会 広報委員 武藤拓王氏(57回生) に写真をはじめ、多くの情報提供をいただいた。有難うございました。

<祝賀会等の写真>
1. 紅白試合に参加したOBの方々
2. 開会宣言をする中西OB会長
3. スライドで紹介された甲子園優勝の記録
4. 左からスペシャルゲストの溝口氏、宮台氏、現役六大学野球部員の柳田氏(東大)、宇佐美氏(立教大)、山田氏(慶応大)
5. 左から司会の須貝氏、後藤氏、パネラーの中西氏、上田氏、川村氏
6. 懇親会では記念写真を撮る姿も
7. 飛び入り登壇の佐々木氏