湘友会総会報告

平成29年度湘友会総会は、6月17日(土) 藤沢商工会館ミナパークで開催され、昨年より多い152名の参加があった。今回は、47回生と57回生が輪番学年で運営を担当した。

総会ではこの1年間に逝去された方への黙祷の後、上野孝会長から湘南高校100周年に向けた活動を中心とする湘友会の活動方針の説明があった。また、湘南高校で文化祭が開催される中、おいでいただいた稲垣一郎校長からは、学校の現状報告と海外研修旅行などへの湘友会からの支援に対する感謝の挨拶があった。

続いて、議事として、100周年行事(奨学財団設立や記念行事)に向けた準備と年度予算および決算、役員人事、各委員会や定時制部会、通信制部会からの報告と第5回の海外研修報告があり、いずれも承認された。

恒例のイベントとして、 電気通信大学大学院 情報理工学研究科の金子正秀教授(47回生)の 「顔は何を物語るのか? ~顔の情報学、そして、顔学~」と題する講演があった。「人間の顔」は、他人との識別に使われるだけでなく、喜怒哀楽などの内面によっても変化するので、論理的な取り扱いが難しい。顔画像からパーツ(目、耳、鼻など)の位置や形状と表情の情報を取り出し、数値情報として取り扱うことを試みて、有効性が示された。顔画像の類似性判別や合成事例を示し、顔の奥深さに迫ろうとする研究の内容が紹介された。

懇親会には、122名の参加があった。田辺前会長の乾杯の音頭で始まり、和やかな相互交流、懇談が進んだところで、校歌斉唱のあと、上野会長の輪番幹事への感謝の言葉と一本締めでお開きになった。