創立90周年記念式典・祝賀会開催される

式典
11月1日 13時より鎌倉芸術館に於いて、在校生、来賓、教職員、PTA役員と湘友会会員等 1,500名の出席のもと、創立90周年記念式典が厳かに開催されました。
 開会の言葉、国歌斉唱、川井校長式辞、実行委員長の田辺湘友会会長挨拶、宇都宮PTA会長挨拶、来賓祝辞に続き、平成21年母校に多額の寄付をされ「育英資金」の設立にご尽力された藤巻晴子様、間宮三郎様に対し、感謝状の贈呈が行われました。

実行委員長の田辺湘友会会長挨拶

 式典の第2部は、昨年ノーベル化学賞を受賞された根岸英一氏(28回生)による「21世紀を救い、支える科学・・・化学」と題した講演で、「一昨日はシカゴで講演をし、昨日はニューヨークにおり、雪のためフライトが危ぶまれたが、今日は湘南日和だ」と挨拶された後、「新聞で、本日地球上の人口が70億人を超えたとあったが、人口が増えると、地球上の人口一人当たりの有機物、食料が減ってしまう。そんな21世紀の人類を救い、支えるのが科学・・・化学である」そして「湘南時代に学んだサイエンスが自らの基礎になっている」「ある処まで自らの研究が進んだら世界のトップの人に教えを請うことも必要で、自らの夢の実現のために世界に目を向けなさい。」と在校生に熱く語られました。

根岸英一氏(28回生)による講演

 続く渡邊あゆみさん(53回生)とのインタビュー対談のなかで、自らの挫折について触れ、その乗り越え方について、「自分に自信を持つことである。その自信を与えてくれたのも湘南高校だで、自身のEternal Optimism(永遠の楽観主義)を教えてくれたのも湘南である。」と母校の教育方針に負うところが大きかったと述べ、また湘南の将来に何を期待するかとの問いには「赤木先生の『文武両道』の精神を実践し、世界に出て通用する為ためにも勉強して欲しい。」と現役生徒に希望を託された。

渡邊あゆみさん(53回生)とのインタビュー対談

祝賀会
 17時から鎌倉プリンスホテルに場所を移し、記念祝賀会が開催されました。
厳粛な式典から打って変わり、元劇団四季のミュージカル俳優 沢木 順さん(39回生)の歌に加え、沢木さんの当意即妙な語りで、根岸さんも「あざみの歌」「さくら貝の歌」を朗々と歌い上げ、会場は大きな拍手に包まれた。
最後は、元湘友会会長杉山巌氏(27回生)のお年を感じさせない元気あるエールにより、盛会のうちに幕を閉じた。

根岸さんも「あざみの歌」「さくら貝の歌」を朗々と歌い上げ、会場は大きな拍手に包まれた