外岡豊 風景画作品展 と ギャラリートーク (講演会)

『湘南高校・美術部で得たもの-持続可能社会探求の原点』

作品展
展示期間: 2020年9月15日(火)~12月24日(木) 午後1時~午後4時半 日曜祭日休館
展示場所: 湘南高校歴史館 ギャラリー GALLERY SHONAN ART
※歴史館は湘南高校の歴史について常設展示もしています。

ギャラリートーク(講演会)
タイトル: 「気候変動対策と持続可能社会に向けて~風景画を出発点に考える」
日程: 12月12日(土) 14時~16時頃
形式: Zoomミーティング (ミーティングID, パスワードは参加招待mailにてお伝えします)
主催: NPO・EEハーモニー
参加予定の方は、事前mail頂ければ幸いです。参加招待mailを御送りします。
申し込み先: NPO・EEハーモニー 担当: 鈴木雄太郎 <yuutaro.suzuki@utopia.ocn.ne.jp>
問い合わせ先: ytonooka@gmail.com

自己紹介: とのおか ゆたか
44回生 湘美会、湘友建築会 会員
埼玉大学名誉教授、早稲田大学招聘研究員、エコステージ協会理事
専門は環境とエネルギー、気候変動対策、持続可能社会論
みくに幼稚園、藤沢市立大道小学校、横浜国立大学附属鎌倉中学校、湘南高校卒(44回生)、早稲田大学理工学部建築学科卒(昭和48年3月)、同修士(昭和50年3月)、同工博

展示の主旨
今回、湘南高校美術部時代から描いてきた風景画を展示するのは、そこに描かれた民家や農村のたたずまいに日本の気候風土に順応してそこに住み続けて来たやすらぎがある生活の姿を見ることができるからです。その景色からCO2排出削減と本当の持続可能社会につながる何かが見いだされると期待しています。

大型台風や世界各地の山火事、かんばつ、氷河融解、海面上昇等、危機的な気候変動を引き起こす地球温暖化を食い止めようとParis協定が結ばれました。私は以前から21世紀前半は人類社会の歴史的岐路になると言ってきました、そうでないと地球環境が壊れる恐れがあるからでした。

一方で2024年に世界の資本主義経済が破滅するという危機到来予言もあり、そこに世界的な新型コロナウイルス感染症が蔓延、人類世界が急変する話が急に現実味を帯びて来ました 2月初旬にこの展覧会を準備したころ、こんな形で社会の急変が突然来ようとは予想もしていませんでした。

早稲田大学大学院院終了後、環境庁(今は省)向けの研究作業に従事、埼玉大学を退職してからも一専門家として一市民として変わらず活動して来ましたが、一貫して追求してきたもの、その原動力は幼少期から藤沢市内から見える里山や丹沢山を見ながら感じていたこととつながっていたことを、今回の風景画展を準備しながらあらためて感じました。

湘南高校美術部で風景画を描きながら知らず追い求めていたもの、それは今も自分の深いところの根幹をなしていて、環境問題の解決と持続可能社会の実現を目指して探求して来たものの原点が湘南高校の学生生活と美術部でのクラブ活動にあったのです。

ここに展示した風景画に描かれた日本の姿を見ながら、21世紀の難問をどう乗り越えそしてその先にどのような本当の持続可能社会を追い求めて行くのか皆さんも共にこれからの社会を想像、創造して行くきっかけになれば幸いです。

外岡 豊 (44回生)