湘友会員による湘南高校生へのH21年度 「第1回 土曜講座」

6月6日14:00から清明会館にて 石戸谷博範氏(48回生)農学博士

神奈川県水産技術センター相模湾試験場専門研究員 (湘南高校時代は陸上競技部)

「湘南の海と魚の魅力」

豊かな湘南の海は 水深1200mの深い海、南に続く伊豆諸島、そして赤道から来る黒潮に支えられている。

講師の研究する「定置網漁法は江戸時代から続く魚を獲り尽くさない優しい漁法」と歴史から説き起こし、現代では総工費5億円の定置網が台風や黒潮により破壊されないよう日夜研究する研究員の姿を、映像を交え講演された。
またこの素晴らしい湘南の海を守る為に、「神奈川の山々が育む豊かな水、そしてその水を集め、海に流れる相模川等の河川を大切にすること。陸と海が一体になり、それぞれの環境が人々や生物が健康に共存できるようになるとき、湘南の海は輝き、さらに豊かになっていく」と、環境の大切さを訴えた。

講師の作成した映像には彼の高校時代の体育祭の映像もあり、受講生は拍手を持って親近感を表現。真剣な内容に爽やかな風を吹き込んだ

石戸谷博範氏(48回生)講演風景