全56回生 森戸先生定年退職お祝い会を開催しました

1977年~1990年に我が湘南高校で数学の教鞭をとられた森戸努先生が、今年の3月末、川和高校副校長を最後に定年退職を迎えられました。先生にとって生涯初の担任クラスで薫陶を受けた私達56回生40名が、去る6月14日(土)、横浜に集まり、先生を囲んで定年退職をお祝いする会を開催しました。教え子たちに絶大な人気を誇る先生はこのホームページ3回目の登場です。

大半の卒業生が先生と久しぶりの再会だったと思います。かくいう私も約30年ぶりに恩師と再会し、そのお変わりのない御姿に驚くとともに嬉しくなりました。先生が登場するや否や、あっという間に女子に取り囲まれていました。相変わらずの人気ぶりです。

会の冒頭、先生に約15分の特別授業「数学ミニ講座~先生の愛した数式~」を行っていただきました。折角先生とお会いするのだから単に酒を飲むだけではもったいない、年齢を重ねた今だから分かる数学の奥深さ、学問の素晴らしさを改めて教えていただけるのではないかと。

「オイラーの公式」を導入に、平方数の逆数すべての和はどうなるか?という「バーゼル問題」を題材にした講義でしたが、限られた時間の中で文系の生徒にも分かりやすく説明していただき、何よりもその相も変わらぬ熱血教師ぶり(汗をかきつつ熱弁を奮ってくださいました)に、あっという間に30年タイムスリップしてしまいました。内容をどの程度理解できたかは人それぞれですが、数学の素晴らしさはよく分かりました。人間一生勉強ですね。

その後は宴会タイム、スピーチ、記念品の贈呈。我々幹事はいろいろ企画を準備したのですが、集まった皆さん先生への思いが強く大いに盛り上がり、企画の一部が吹き飛ぶ程あっという間に時間がたち、2次会終了の23:00に、名残を惜しみつつ次回の再会を約束してお開きとなりました。先生は参加者一人一人に声をかけてくださり、今回参加できなかった人たちのことも気遣っておられました。先生、ありがとうございました。

先生や同窓生が活躍している姿を見て、その後の生活に大変刺激を受けています。皆さん、また是非お会いしましょう! そして先生、ユーミンのあの名曲「卒業写真」にも歌われているように、「人ごみに流されて、変わっていく我々を、時々遠くで叱って」ください。

幹事:酒井淑光(56回生)