(関西支部情報第23号) 平成27年第2回例会「堺市探訪」

春の例会で決まり、今回は福島支部長に計画して頂いて堺市を訪れることとなりました。なお、福島さんには事前に「堺市の歴史」の作成など大変お世話になり有難うございました。

1. 仁徳天皇陵

朝方ひどい雨で心配された方も居られましたが、10時にJR阪和線の百舌鳥駅に予定の16名 (敬称略:中元ご夫妻、脇村、一花ご夫妻、石川、平岡、平河、大下、佐藤と妹さんの宇野、福島支部長、公文、松村、西山、井澤) が無事集合、仁徳天皇陵の見学に向かいました。世界一の陵墓ですが、遠目に見るしかなく記念撮影の後直ぐ近くの博物館に向かいました。

2. 堺市博物館

先ずは「百舌鳥古墳群シアター」の200インチスクリーンで「古墳群の概要」を勉強、築造当時は海からもその壮大な姿が望めたとのこと、明治5年に発掘された石棺の副葬品復元など想像を駆り立てられるものでした。近代までの堺の歴史を展示コーナーで見学、再び満席のシアターで「古墳築造の様子」を見せて貰いました。展示見学は高齢者無料でした。

3. 大仙公園 日本庭園

仁徳陵と履中陵の間に広がる大仙公園(仁徳陵はその大きさから「大仙陵」とも云われる) の西に堺市制100年を記念して平成元年に造られた築山林泉回遊式庭園です。つつじが終わり花菖蒲とあじさいを見ながら各自散策しました。一花夫人は四季折々に来られているとのことでした。

4. 南宋寺

タクシーで移動、織田信長より前に畿内を治めたのが三好一族ですが、堺を支配した三好長慶が父の霊を弔うため開き、戦火で焼失するも当時の住職澤庵が再建したお寺です。千利休一門と師の武野紹鴎の供養塔があり丁度茶会も開かれておりました。実はここには本当の徳川家康が葬られており密かに将軍秀忠、家光が訪れていた、と案内の人が墓と供養塔を含めて説明してくれました。「家康影武者説」の火付け役はここかもしれませんね。

5. 美々卯堺本店・・・遅い昼食

「すぐそこですから」の福島さんの言葉で昼食に向かいましたが、中元夫人にはそれこそ遠い道のりで西山さんのご手配で車で何とか到着。鈴木さんと添田さんの二人が合流、うどんすきとアルコールで賑やかな昼食が支部長の乾杯で始まりました。鈴木さんの「美々卯」の歴史や今の堺店長との出会いと、店長からの差し入れの紹介等お世話になりました。また、久し振りに関西に戻った西山さんからは湘南高校野球部が必ず近いうちに甲子園に来る、との力強いお話もあり16時を回ってしまいました。
湘友会名簿に支部の宣伝を載せることの了承とその為の寄付を含め会費を皆さんから頂き、更に中元さん他の方のご寄付もあり無事昼食会は終わりました。恒例の校歌合唱を忘れましたが、全員の記念写真を撮って大半の方は家路につきました。

6. さかい利晶の杜

予定していたここへは、4人だけの見学となりました。利休に関連する資料と与謝野晶子の一生が見やすく展示されており、新日鉄が撤退した後の堺を何とか観光都市に転換しようとの心意気が強く感じ取れました。

今後の予定

長い間お世話になった「大阪弥生会館」が9月末で閉館します。そこでここでの最後の晩餐を9月20日 (日) 17時からとし、その前に15時20分淀屋橋発の「大川遊覧アクアライナー」も予約しました。詳細は追ってご案内しますので丁度連休の間となりますがご予定方宜しくお願い致します。

以上 文責 連絡幹事 井澤 勝