>>>第4回 インド湘友会報告!!!<<<

コロナ禍が世界で猛威を振るっていますが、湘友会会員皆様に於かれましては如何お過ごしでしょうか。
8月8日(土)、第4回インド湘友会を開催しました。

メンバーは勿論、現状の社会情勢を物ともせずに、インド湘友会レギュラー全4名、会長の小方 (55回生)、応援団長の佐藤 (59回生)、(日本帰任後も引続き) 会員発掘隊長の霜田 (62回生)、そして広報部長の小生、川野 (68回生) のフル参加である。

コロナ禍による自粛等の影響も色濃く滲んでいるのか、本年2月10日の第2回インド湘友会報告、及び3月24日の第3回インド湘友会報告以降、湘友会国内・海外支部からの活動報告は随分と鳴りを潜めた状態であった。

各国の感染の進捗や状況は異なるが、インドに於いては、コロナ感染拡大タイミングは遅めの方であり、且つ3月下旬から4月下旬まで全土でのロックダウンと言う世界の中でも著しく厳しい外出・移動制限が課された事から、制限が緩和されるまでは感染拡大は余り進まず、封じ込められている…様に見えた。しかしロックダウンによる経済停滞に鑑み、制限の緩和が已む無く進められ、するとあたかもその緩和に追随するかの様に堰を切って感染も拡大し、現状では一日当り感染者数は約6万人に上り世界1位、8月18日現在延べ感染者数は約270万人で世界3位なるも、約340万人で世界2位のブラジル、約550万人で世界1位のアメリカへの猛追体制を整えつつある状況となっている。

斯かる状況下、多くの在インド日系企業の駐在員及びその家族は日本に一時帰国をしており、小方、霜田、川野もご多分に漏れず一時帰国をしていた。(注: 霜田は正確には、第3回インド湘友会報告でも触れたが一時帰国ではなく帰任である。) しかし、応援団長である佐藤のみ“水島上等兵”宜しく引続きインドに残っている。(ビルマでなくインドで読者皆様には恐縮ですが。。。)

コロナ禍により上記の通りインド湘友会メンバー間に於いても分裂の危機が迫っていたが、昨年立ち上げたばかりでまだヨチヨチ歩きのインド湘友会をどうすれば健康的に存続できるか全メンバー4名の英知を結集して議論した結果、Web懇親会、と言う一つの解を導き出した。

佐藤は (日本との時差は▲3.5時間あるが) インドからWebで、残りの3名は日本からWebで、且つ自宅が近い小方と霜田の2名は小方の自宅に於ける face to face の“リアル”も織り交ぜて、インドと日本の国境と時差を軽やかに乗り越えて第4回インド湘友会を開催するに至った。

Webインド湘友会乾杯時には、半年弱振りのスクリーン越し及びリアル再開の喜びに浸ると共に、インド湘友会存続の方向感を確立できた事への安堵にも浸った。乾杯時のスクリーンショットは添付の通り。(写真左上のロマンスグレーの紳士は、画像の粗さも手伝って判別し難くなっているものの、ゲスト等ではなく、コロナ自粛を活用して今まで黒く染めていた髪をこの度“白く染めた”小方である。)

このWebによるインド湘友会開催が切欠となり、コロナ禍に於いても国内・海外支部活動が大いに再開され、今後Web形式がニューノーマル、ポストコロナに於ける湘友会活動スタイルのモデルの一つにでもなってくれれば、インド湘友会会員冥利に尽きる、と言うものである。

今回も語り尽くせぬ多くの経緯と背景により前振りが長くなってしまったが、今回の主役は、日本に一時帰国する事なく引続きインドで気張っている団長だったのではないかと広報の小生は感じた。

と言うのも話題自体はコロナ中心ではあったが、インド湘友会会員4名の中で唯一インド駐在を継続している上に、第2回インド湘友会で触れたアメリカ在住のご家族 (奥様、ご長男、双子のお嬢様) がその後 北アメリカ各地で (表向きは3人のお子様の大学等のご都合により) 散り散りに暮らす事となり高い学費に加え家賃負担もあり、コロナ離婚どころか、コロナ自己破産及び一家離散の憂き目に遭うかもしれないと言うこの4名の中での最大の危機感が、Web懇親会のスクリーン越しでも団長から止めどなく溢れ出ていた為だ。

更に、この様にじわじわと幸せを蝕む様なピンチに加え、コロナ感染が錐揉み巻いて急上昇中のインドに於いて、団長の知人が何人か感染に巻き込まれてしまった、との事。斯様な事態も当然想定していない訳では無かったものの、いざ目の前に突き付けられると、「ブルータス、お前もか…」では無いが、裏切られた訳では無いものの恐らく各種思いが団長の胸の内には去来した事であろう。団長は自身の感染も覚悟の上、念の為に万が一に備え荷物整理をしてPCR検査を受けられた。結果は…陰性。

少々大袈裟かもしれないが、タイミングとインドと言う場所の兼ね合いからも、九死に一生的な緊張感をされたかもしれない、と表現しても差し支えないのではなかろうか。

その他最年長の会長を中心とした退職後の第2の人生計画等、コロナ以外の話題にも花を咲かせた。

しかし、上記の通りただでさえ現状困難なインドでこの様に七転八倒を重ねる団長を尻目に、日本組3名は、隊長がメンバーとなっている神奈川県のチェックメイトカントリークラブで今月末にラウンド予定である。とは言うものの、応援団長のインドでの無病息災につき、残りの3名は日本より心から“応援”している。

尚、(過半数が日本の) 自宅から参加するWeb懇親会と言うスタイルであった事から、今回は断腸の思いで校歌熱唱は慎んだ。

文責・川野 (68回生)