- 日時: 2025年9月27日(土) 14時~16時
- 場所: 湘南高校 歴史館スタジオ
- テーマ: 漂着物で作られたアート作品から、海のことを考える
- 講師: 米山 幸助
氏 (全76回生) - 主催: 湘友会
- 対象: 湘南高校卒業生、在校生、教職員・他
- 参加費: 無料 事前予約:不要
■内容概要
捨てられたプラスチックがいつまでも自然環境の中に残り続ける、という問題は、僕たちの住む地球にとって非常に深刻なものになっています。それは遠い南の海の問題ではありません。
ここ神奈川県の海岸にも、非常に多くのプラスチックゴミが打ち上げられています。
2019年から、地元である神奈川県藤沢市の江ノ島近く、片瀬海岸の東浜で拾った漂着プラスチックの破片をキャンバスに貼り付けたアート作品を制作しています。
作品作りに至るきっかけや実際の工程について、お話しします。
実際に砂浜にはどんなものが落ちているのか、どのくらい落ちているのか、作品を見ながら体感してみませんか?

■講師プロフィール
神奈川県藤沢市出身
2001年 神奈川県立湘南高等学校卒業 (高校時代はサッカー部)
2006年 多摩美術大学美術学部絵画学科日本画専攻卒業
2008年 多摩美術大学大学院美術研究科博士前期課程絵画専攻修了
個展やグループ展への出展多数。また「ふじさわアートフェスティバル」開催にも携わる。
幼少の頃から、田んぼや畑・海で遊び、身の回りの自然に親しむ。
大学時代に作品制作の取材のため、動物園や水族館に頻繁に通うようになる。
それがきっかけとなり、人間とそれ以外の自然との関係について、作品を通して考え続ける。
絵画作品では主に、動物園や水族館で飼育されている生き物達を描いたシリーズを制作。
作品には、和紙や墨・膠・岩絵の具などを使用している。
2019年から日本画の制作と並行して、海岸に漂着したプラスチック片を用いた作品を作り始める。
2022年にはプラスチックのシリーズ100点で、平塚市美術館での企画展に参加。
この頃から作品作り以外に、漂着プラスチックを素材として作品を作るワークショップを開催する。