お知らせ

6月 4日(土) 第42回湘友会セミナー→ 詳細 / 予定一覧
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◆湘南高校歴史館 開館時間: 月曜~土曜 13時~17時 (日曜・祝日は休館)

2016.05.15

第1回ワシントンDC湘友会開催!


5月11日(水)、アメリカの首都ワシントンDC市内にて、ワシントンDC湘友会の記念すべき第一回目の集いが開かれた。

会員は小松要介氏(57回生)、佐藤充孝氏(59回生)、山川まどか(64回生) の3名。現時点で確認されるこの地での湘友会最初の集まりとなる。(もしも過去のワシントンDC及び周辺都市にて湘友会の足跡をご存知の方は、是非ともご指摘いただきたい)

小松氏ならびに山川は、アメリカ永住組であり、邦人の集いがあるたびに、また新しく日本人との出会いがあるたびに『出身地はもしや関東では?』に始まり、『もしや神奈川では?ひょっとして湘南高校では?』と唐突過ぎぬように気を配りつつも、じりじりと質問の輪をせばめながら、懐かしき鵠沼神明方面に思いを馳せ、母校へのアンテナを張り巡らせる日々を送っていたが、残念ながら卒業生との邂逅が叶わない期間が長かった。

この度、数年度に渡って地元紙に湘友会の案内を出し続けた小松氏の思いが赤木愛太郎先生に届いたのか、佐藤第2代ジャカルタ湘友会会長が4月にワシントンDCへ赴任の運びとなり、赴任早々にもかかわらず地元紙に細やかなチェックを入れて、案内を発見し、小松氏に連絡を取ったという流れから、非常に有意義且つ懐かしい話題に溢れた時間を共有することが出来た。異国の地で、縄跳びの竹の持ち手を入手するのがいかに困難であったかの苦労談に始まり、体育祭の思い出話をするという機会に恵まれたことに心から感謝をしたい。初代ワシントンDC湘友会会長には、満場一致で小松氏が選出された。

今後も、当地での湘友会の集い、および異業種交流の場として、顔合わせが継続して行くことを願ってお開きとなった。締めには、佐藤氏の『湘南高等学校校歌、元気よーく!』の音頭のもと、『秀麗の富士』から『すべて光らむ』までを、卒業以来なぞらせていただいた。首都の中心部にほど近いオフィス街Lストリートから、ホワイトハウスにまで轟いた懐かしい応援団の掛け声と校歌を大切に反芻しつつ、次回の小松会長および佐藤氏両先輩とのワシントンDC湘友会のご報告が出来る日を、校歌のおさらいをしながら心待ちにしたいと思う。

湘南高校ご出身でワシントンDCエリアにご在住・ご勤務・ご出張の方、是非下記までご連絡ください!
dc-shoyukai☆verison.net (☆は@に置き換える)

(文責・山川(64回生))

2016.05.06

演奏会のお知らせ~元NHK交響楽団首席クラリネット奏者 磯部周平さん

湘南高校の卒業生でもあり、またNHK交響楽団ではクラリネットのトップを長年務めておられた磯部周平さん(43回生)が藤沢市民会館小ホールで開催される演奏会に出演なさいます。

  • タイトル: 藤沢にゆかりのある音楽家たち2016 Vol.2 クラリネットの微笑み~弦の調べに寄せて~
  • 日時: 929日(木) 19時開演
  • 場所: 藤沢市民会館 小ホール
  • 出演: 磯部周平(クラリネット)、名倉淑子(ヴァイオリン)、惠藤久美子(ヴァイオリン)、中村静香(ヴィオラ)、安田謙一郎(チェロ)
  • 曲目: モーツァルト「クラリネットと弦楽四重奏のためのアレグロ」、ブラームス「クラリネット五重奏曲ロ短調Op.115」、他

磯部周平さんが、藤沢で演奏をなさることは少なく、弦楽の方も藤沢から世界に羽ばたいた演奏家ばかりです。東京では、なかなか集まることがないこれらのアーティストが、今回この地元藤沢に参集します。
「まちづくり」として地元密着型のこのコンサートを、ぜひ、お聴き頂きたく思いお知らせいたします。

小口秀子(40回生)

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藤沢にゆかりのある音楽家たちパンフレット

2016.05.05

第40回湘友会セミナー報告

  • 日時: 4月23日(土) 午後2時~4時
  • 場所: 湘南高校歴史館スタジオ
  • テーマ: 「三陸漁村の被災と復興の諸課題―復興に関わる立場から」
  • 講師: 重村力氏 (39回生 建築家、Team ZOO いるか設計集団、神戸大学名誉教授、神奈川大学客員教授)

第40回湘友会ミナーは講師に建築家の重村力さんをお迎えし、「三陸漁村の被災と復興の諸課題 (東日本大震災の復興に関わる立場から)」と題して4月23日に開催されました。重村さんは神戸大学名誉教授、Team ZOO いるか設計集団主宰、神奈川大学客員教授を務められています。阪神淡路大震災においては、神戸の自宅での災禍の体験と、その後の復興での「安全と共生」の実践の取り組みをされています。

セミナー当日は、4月14日に発生した熊本地震の余震の災禍が続く中で開催されました。
重村さんからは、今後に発生が予測されている湘南・神奈川地域の大地震と直後の津波避難に向け、このセミナーが被害を最小限にすることに少しでも役立つことができればと、大切な示唆がありました。

参加者の関心の高い津波避難の重要点は、セミナーが進むにつれて明らかになりました。
津波は地震が発生したら、直ちに高所に避難する以外に対策が無いことが、分かりました。過去の津波の記録を参照して、高台 (あるいは津波避難ビル屋上) への迅速避難路を地域ごとに設置確保し、避難訓練を怠らないという基本を実践することが大切でした。地域・学校の迅速な集団行動と危機意識の継続・伝承が津波避難に必要とされています。

※相模トラフで大地震 (最大M8.7津波高さ14.5m) が起きた場合、津波の到達時間は発生より 8分と予測されており、セミナーの開始前に鎌倉市津波シミュレーション動画が上映されました
………鎌倉市公式ウェブサイト: 鎌倉市 津波シミュレーション動画
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セミナーでは、重村さんは、東日本大震災の三陸漁村集落の復興に取り組まれた実践の報告から 5つの重要な視点を提示されました。

①高所移転と適正な土地利用  ②防潮堤をめぐる問題点  ③避難路および避難施設と減災という考え方  ④津波教育・伝承  ⑤復興計画

の5つです。順を追ってセミナーの要点の報告をします。
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① 高所移転と適正な土地利用

明治・昭和三陸津波の到達線より高台居住の原則を守った人たちは津波被害を免れました。実は、戦後の引揚者をはじめとする流入者や帰還者による人口増加では、高台の適所に住めず、やむなく低地に居住するようになった経緯がありました。また低地に人の集まるコミュニティーセンター等をつくる集落計画がすすんでしまいました。一方、各集落の神社は必ず高台にあり、延喜式神名帳(927年)に名前のある神社は、ほとんどが今回も津波被害を免れていました。これは太古の昔から津波被害のあった三陸海岸では、高台になかった神社社殿がすでに淘汰され、高台のものが今日まで残ったと考えられています。津波対策においては津波遡上の記録より高い住まいの立地条件が、昔も今も基本であると、セミナー参加者は認識しました。
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② 防潮堤をめぐる幾つかの問題

防潮堤は、そのものが漁村と海との関係を断ってしまう一面があります。そして海(津波)の状態が見えないことによりかえって危ないことになり、さらに防潮堤に依存することによって、危険地の低地居住者が避難しなくなるという不測事態に至ります。また、防潮堤のどこかに河口の樋門(ひもん) や出入りの閘門(こうもん) をつくらなければならず、常時万全ではないという現実があります。東日本大震災では樋門を閉めに行った226名の消防団員の尊い命が犠牲になってしまいました。ITの時代の今日、普段より樋門や閘門を遠隔管理できるように、いろいろ工夫されていますが、最終的には機械的な閉鎖になり、異物の除去など人の手による作動の補助がいることになります。防潮堤建設には時間がかかるばかりではなく、力ずくで津波を防ごうとする防潮堤だけに、今後の安全の全てを委ねるわけにはいかないと例を示しました。

閑話休題、「稲むらの火」の実在の人物、濱口梧陵 (はまぐち ごりょう 1820~1885年) の紹介がありました。濱口が安政大地震(1854年)で、自身の稲むら (稲束を積み重ねた物) に火をつけて村民を高台に導いて津波避難を成功させた話は有名です。後に濱口の築いた、和歌山県広川町に残る長さ600m、高さ5mの防波堤は、以降の津波災害を最小限にしただけではなく、現在では松の繁るエコな防波堤となり美しく風景に溶け込んでいました。このような環境共生の築山のような防災海岸があればと、セミナー参加者は、濱口梧陵の夢の実現に共感いたしました。


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③ 避難路および避難施設と減災という考え方

大船渡市立越喜来(おきらい)小学校では津波避難対策として避難距離を最小限にするために、2階から直接高台に繋がる非常通路を、震災前に設置していました。そして日ごろの津波避難訓練の成果で、今回の津波では間一髪、全員無事に避難でき、国内外から大変な評価を受けました。また同大船渡小学校では、地震直後に迅速避難する中で、職員が津波をウォッチし、一刻も早く高台へ避難することを指示することもできました。この事から学ぶことは「事前の適切な避難路の設定と通路の整備。津波周知と適切な行動。津波状況の持続観察と迅速な行動。訓練してきた集団の維持が重要。」と重村さんは力説されました。また、重村力さんが復興に関わった福岡県福岡市玄海島の共同住宅では、階段・エレベーター棟を設けて最上階から裏山までを空中ブリッジで結び、普段の生活路を造っていますが、これは津波常襲地なら避難路にも役立ちます。海岸に山の迫る地域では、高齢者の避難に配慮した階段・エレベーター棟がこのような方法でつくれると、重村さんは提案されます。

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④ 津波教育・伝承

不幸にして東日本大震災では、多くの津波犠牲者が発生しました。その一方で、明治三陸大津波(1896年)、昭和三陸津波(1933年) の実経験を持っていないにも関わらず、伝承を守り抜き、津波に備えた人々は、どのようにしてその習慣を身につけ実行したのでしょうか。その方法の一つ目は、石碑でした。「高き住居は児孫の和楽/想(おも) へ惨禍の大津浪/此処(ここ) より下に家を建てるな/明治二十九年にも、昭和八年にも津浪は此処まで来て/部落は全滅し、生存者、僅かに前に二人後に四人のみ/幾歳(いくとし) 経るとも要心あれ」 岩手県宮古市の姉吉地区にある、大津浪記念碑の碑文です。三陸の津波被害地域にはこのような石碑が数多くあり、大切に守られていました。その二つ目は、素晴らしい「学校教育と訓練」でした。小学校の児童劇では、大津波劇をロールプレーでして徹底していました。そこには、世界に誇る地域に根差した教育の成果がありました。油断せずに備える力を地域・学校でつくりだすことが、やはり重要でした。
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⑤ 復興計画

津波対策の一つ目は「多重防御」、二つ目は「高所移転」、三つ目は「中心性」と重村さんは分析されました。
また復興の何が課題かといえば

(1) 復興の先が見えない  (2) 全体を見通す人が少ない (地区の復興委員会が唯一の可能性だが、専門家派遣の仕組みが無い)  (3) 集落研究・住宅研究が足りない  (4) 未解決問題が数多くある

といったことが挙げられました。
こうした中で、重村さんは、地域に住まう方々が集まる場所が必要と考え、フランス政府からのフランス基金の建設費支援で「はまらいん」という名の集会施設をつくられました。別の集落では、伝統家屋に伝わる「オカミの間」を中心に考えた「オカミの家」を設計提案されました。そして、津波に流された貴重な気仙沼市大島漁業史資料を再生して、三井物産環境基金・神奈川大学ボランティア駅伝事業の支援を得て「大島漁協文庫」を新たに建設されました。



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セミナーのまとめでは、「阪神大震災から東日本大震災に至る過程で、災害対策の反省を生かした進化がみられること。そして地域社会と地域経済の復元力を働かせて、持続的復興をめざす姿勢が生まれてきたこと」を説明されました。さらに分析は世界の自然災害後の復興に及びました。

セミナーの結語で重村さんは、「自然災害は避けられないので、被害を最小にする減災という備えが大切だ。それにはコミュニティの復元力が原動力である」と日本の活力ある地域社会の持続性に期待を寄せられました。

(以上)

2016.05.03

第44回湘友会セミナーのご案内

  • 日時: 2016年 8月13日(土) 開場13:00 開始13:30
  • 場所: 湘南高校 多目的ホール
  • テーマ: 「スペイン遠征でのサッカー体験と、怪我の処置」
  • 講師: 加納 正道氏 (43回生・サッカー部OB、外科医、神奈川県サッカー協会理事)
  • 主催: 湘友会、サッカー部OB会
  • 対象: 湘南高校 卒業生、在校生とその父母
  • 参加費: 無料
  • 事前申込: 不要

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【概要】
3月25日から4月4日まで湘南高校サッカー部のスペイン遠征にOB兼医師として帯同しました。例年ではスペインに加えてロンドンでも英語研修を行っていましたが、今回は、ISのテロの影響があってロンドンを避け、ビルバオマドリードのスペイン国内での旅程となりました。
湘南の現役サッカー部が強くなるために協力したいという気持と、私自身スペインでの高校生の指導を見て、サッカーをもっと知りたい、という気持ちもありました。
セミナーでは、スペインで私が見てきたサッカーの指導と、50年前私が湘南高校で教わったサッカーはどう違うのか。私の個人的な印象も含めて、遠征の報告を行い、今回の遠征での怪我の対応を含め、救急処置など医学的知識についてもお話ししたいと思います。
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【講師プロフィール】
茅ヶ崎市立松浪中学で県大会優勝。湘南高校では、高校選手権出場、関東大会には 2回出場。東北大学医学部に進学し、1972年全国大学選手権に主将兼監督として出場。
茅ヶ崎市立病院外科勤務を経て、加納外科医院院長。
日本体育協会公認スポーツドクターで、Jリーグ・ドーピングドクターを務めた。モンテディオ山形チームドクター(神奈川担当)、神奈川県国体少年チーム帯同ドクター、2002年にはU-17日本代表アメリカ遠征帯同ドクターなども務めた。

【問い合わせ先】
サッカー部OB会事務局 関 佳史(48回)
問い合わせ先 seki6644

2016.04.30

湘美会ギャラリー(湘南高校歴史館内) ~作品展のご案内

  • 展覧会タイトル: 「水たまりの記憶
  • 会期: 5月2日(月)~7月29日(金) 月曜から土曜の午後1時から午後5時まで (歴史館が開館している時間帯)
  • 展示場所: 湘南高校 歴史館内 湘美会ギャラリー
  • 作家: 二宮(にのみや)(たけし) 30回生、元美術科教諭

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略歴:
多摩美術大学絵画科 (油画) を卒業後、東映動画株式会社映画制作課に入社。アニメーターとして約2年間勤務。その後教職に就き、平成2年から平成9年まで母校の美術科教諭として勤務。
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作者の言葉:
古い木造の校舎は高校生時代に、火災後の増改築の校舎とプレハブ校舎、そして現在の新しい校舎は職員として、全ての校舎、四つの美術室にお世話になりました。姿を変えて歴史を作り上げてきたそれぞれの校舎に 貴重な思い出があります。

作品「水たまりの記憶 Ⅰ」「水たまりの記憶 Ⅱ」は 授業で生徒と一緒に制作した版画です。生徒が生き生きと取り組んだ記憶に残る課題です。

「水たまりの記憶 Ⅰ」は版画の原版にさらに油彩で加筆した作品。「水たまりの記憶 Ⅱ」はプレス機で印刷したものです。この版画 (コラグラフ) は 一版多色刷りです。 厚紙に様々な素材を貼り付けたり、切ったり、 削ったり、 塗ったりして原版を作り、 ローラーでインクを付け、プレス機で紙に転写します。 インク ローラーの加減で微妙な味が出たりして楽しめます。
自由な発想を知的な感性で絵に生かし表現できる楽しい世界です。
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出品作品:

①水たまりの記憶 Ⅰ 版画原版に油彩で加筆
②水たまりの記憶 Ⅱ 版画 (コラグラフ)
③水たまりの記憶 Ⅲ 油彩 紙
④水たまりの記憶 Ⅳ 油彩 キャンバス
⑤水たまりの記憶 Ⅴ 油彩 キャンバス
⑥水たまりの記憶 Ⅵ 油彩 キャンバス
⑦水たまりの記憶 Ⅶ 油彩・白蠟 キャンバス
⑧水たまりの記憶 Ⅷ 油彩 キャンバス
⑨水たまりの記憶 Ⅸ 油彩 紙
⑩水たまりの記憶 Ⅹ 油彩 紙

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