2018.04.15

36回35組 第6回修学旅行の報告

第六回 修学旅行 (2018年3月5日~7日)

今年もまた修学旅行を満喫しました。普通の旅行では行くこともない、大下さんの厳選した寺や神社を訪ねました。観光客の訪問もほとんどなく、時にはタクシー運転手も初めて知ったようなところ (若一神社) もあって、正に格調の高い旅でした。

毎年、事前調査もされて、スムースで行き届いた配慮の旅に参加者全員は感謝一杯です。今年は大下さんの妹の在米の岡本暁子さんも参加されて、総勢15名の華やかな旅になりました。

3月5日:
集合は京都駅8時40分、そして、10時に安土駅で全員集合⇒沙沙貴神社浄厳院⇒(昼食:仙五郎)⇒安土城の天主閣跡総見寺三重塔⇒コープイン京都にチェックイン⇒(夕食:コム シェ ミッシェル)

沙沙貴神社

楼門と神域包む春霞      弘明
雨しとど蝋梅香も失せ俯ける   幹男

浄厳院

信長の奪い来し堂春巡る    恭子
浄厳院梅の蕾に雨の粒     弘明

安土城址

階に春雨しきり靴の泥     恭子
無念かな野面を濡らす春の雨  克介
春霞安土城址を包み込み    暁子
春嵐や信長の意志吾得たり   道雄
安土城杖つく坂に春の雨    たかのり
夢半ば無念の涙か春の雨    美枝子
傘壊れ濡れて登城や春寒し   美枝子
春雨や石段登る傘の列     弘明
石仏を嵌め込む磴や落ち椿   萬地郎
春雨や安土城跡夢の跡     展子

總見寺三重塔

夢名残塔の屋根打つ春の雨   恭子
安土坂主なき塔に春の雨    たかのり
西を向き春雨になく安土の塔  弘道

3月6日:
コープイン京都⇒(北山杉林鯖街道経由)⇒小浜市:明通寺萬徳寺若狭姫神社⇒(昼食:若杉末広亭)⇒羽賀寺or 歴史的町並み見学⇒フィッシャーマンズ・ワーフ妙楽寺湖西路⇒(夕食:アポロプラス)

北山杉の林・鯖街道

残雪や倒木多き鯖街道      道雄
岩を噛む雪解の水や古街道     弘明
鯖街道ひと無き郷の土佐水木     幹男 
鯖街道バスより疾き雪解川     幹男
雪解水集めて湾は萌黄色     幹男
春の日や媼が一人小浜道     幹男
残雪の街道過ぎて翠の海     美枝子
頑なな残雪今日は陽を浴びて   静瑩
雪解けの水の濁りは小浜の海へ  弘道
まだら雪泥田に鷺の佇めり    康子
春寒し鯖街道に残る夢      康子

明通寺

仏立つ厨子を照らすや残り雪   弘明
春光檜皮の反りの輝けり     恭子
春雨や塔もお堂も檜皮葺     萬地郎

萬徳寺

春の日や無明を照らす阿弥陀仏  克介
えみこぼる阿弥陀仏や小浜の春  静瑩
静かなる芽吹きの山の仏たち   美枝子
紅白をもて古寺の梅一分     美枝子
古の若狭の寺社へ春まだ来    展子

若狭姫神社

天を貫く千年杉や風光る     克介
春陰や一本の杉天を突く     弘明
若狭から大和へ送る春の水    展子
千年の杉の木肌に春嵐      康子

羽賀寺

紅梅や美仏在す峡の寺      道雄
けざやかに仏微笑む春の寺    恭子

妙楽寺

鐘の音の心に永し春はじめ     展子

琵琶湖

白髭の鳥居に寄せる春の湖     展子
棚雲の間に間に春の琵琶湖かな   萬地郎

3月7日:
コープイン京都チェックアウト⇒若一神社梅小路公園六孫王神社東寺金堂講堂五重塔観智院⇒(昼食:京都駅加賀屋)⇒解散

若一神社

道阻む清盛手植えの楠若葉    萬地郎

六孫王神社

新幹線やって来るぞと亀鳴けり  萬地郎

東寺

そよそよと春風駘蕩帝釈天    弘明
水温む逆さ東寺の五重塔     萬地郎

東寺・観智院

名職人の畳のきしみ春を告げ   弘道
観智院二天の画にも春霞     弘道

その他いろいろ

閻魔等の憤怒の彼方山笑う    克介
仲間うち修学旅行が季語となり  克介
菅公の由緒の飛梅京の町中    弘道
蛍烏賊友と語らい京の宵     展子
大下さんが用意した多くの資料は専門的で且つ分かりやすい。仏像や寺社の資料の他に、江戸時代後期の歌人、橘曙覧の独楽吟があった。何人かがその形で歌作りに挑戦して楽しむ。
たのしみはいやなる人の来たりしが 長くもをらでかへりける     曙覧
たのしみは修学旅行の1ページ 歳時記片手に浮かべ居る時       恭子
たのしみは古稀の妹を子供と呼ぶ 姉と二人で旅をする時     暁子
たのしみはニュージャージーから来た姫と 酒を交わして近況聞く時   萬地郎
たのしみは熊野におわす神倉の 威き階段夢に見し時       克介