第11回 インド湘友会報告

12月6日(火)、小方会長が5年のインド生活を経ていよいよ日本へ帰国されるということで、デリー空港近くのAerocityのイタリアンレストランで小方会長、宇佐美班長、吉永の3名で送別会(兼)湘友会を実施しました (今回浦高のインド麗和会にも声掛けするも生憎都合合わず)。
小方会長は後任の方の客先紹介回りで11月から毎週のようにインド各地を回っている中、また宇佐美班長はインドが2023年に議長国を務めるG20の各種準備で多忙の中、吉永のデリー出張に合わせての開催です。

デリーではヒンドゥー教の大きな祭りであるディワリ (今年は11月初旬) が過ぎた頃から空気汚染がひどくなり、時には数十メートル前もホワイトアウト!のような状況になります。今や世界の中でもワースト10に入るほどです。この日は幸いにもまだそこまで酷い状況ではなく、さすがに青空こそ見えないものの小方会長の見送りのためにできるだけ綺麗な空気を保とうとしているようでした。

宇佐美班長は11月に初めてコロナに罹患。インドではこの2年間で感染者数がかなり増えた時期があったので、「本当に初めてなのか!」との疑いもありながら、無事に回復されたとのこと。現在インドのコロナ感染者は一日あたり「インド全土で数百人」です。集団免疫を獲得したとか言われていますが、実際には検査を受けている人が限りなく少ない状況なので、どこまで本当か分かりません(14億人弱の人口で、これまでコロナに罹患した人数は4470万人、との数値が出ているので如何にも怪しい)。しかしマスクなしの生活が日常になっているおり、飛行機などの公共交通機関に乗る時でさえマスク不要なので、日本に比べるとある意味過ごしやすいかもしれません。

さて、小方会長は「成長著しいインドをもう少し見ていきたい」「湘友会をはじめとした仲間と一緒にインドを楽しみたい」と感じていた最中での辞令発令で、今回の帰任を大変残念に思われているとのことですが、これを機に若い力にバトンタッチするとのこと。
1月2日の帰国便の前に時間を捻出し、奥様とゴアに旅行に行かれるということです(ゴアはマハラシュトラ州の下にある西海岸の小さな州で、1961年までポルトガル植民地だった)。当方も今年のディワリ (11月) にゴアに旅行に行きましたが、白い砂浜 (ゴミが一つも落ちていないのにびっくり!)、数多くの教会 (フランシスコ・ザビエルが眠っている教会があります)、ダントツに安いアルコール (インドは州で酒税が違うのでビールも地域で値段が異なります) など、ゆったりするには最高の観光地です。是非ごゆっくりされてください。

湘友会の懇親会はいつも日本料理ですが、今回はイタリアン料理にしました。驚いたことに牛肉が食べられ、ムンバイではまずそのような機会がないので当方はかなりテンション上がりました。イタリアンなのでインドで有名なSula(スーラ)ワインを堪能。Sulaワインはマハラシュトラ州のナシック (ムンバイから車で4時間強) というところにワイナリーを持っており、リーズナブルで本格的な味のワインです。日本でも通販で買えるようですね。

宇佐美班長は仕事が忙しく多少遅れての参加でしたが、相変わらず会話は真面目な話とバカ話で盛り上がり。財務省では夜中までの仕事が多いことから、深夜に帰るための専用バスが巡回しているという話を聞いてびっくり。若手も夜中まで仕事をしつつ一方で最近では残業管理も結構厳しいとか。それでも宇佐美班長の同期には辞める人が少なく、やはり皆さん仕事に対する責任感が強く、日本のために働くという素晴らしいモチベーションがあると感じました。

19時半に開始、23時までいろいろと話して楽しく散会となりました。
小方会長の離印に伴い、インドから日本への帰国組が相当数になったので、今度は日本でインド湘友会できるね、と話しています。
一方でインド湘友会は人数が減りますが、10月末には新規に小野 (64回生) がムンバイに赴任開始 (あ、何か役職考えなくては)。引き続き新規メンバーの発掘にも努めながらインド麗和会メンバーとともにインド生活を盛り上げていきたいと思います。
小方会長、5年のインド生活大変お疲れさまでした。日本でのご活躍を期待しています。

文責:吉永 (68回生)