霞が関湘友会

霞が関湘友会は、湘南高等学校出身の中央官庁 (日銀を含む) OB及び在職者による会合であり、令和元年7月5日、6年振りにKKRホテル東京で開催されました。

中央官庁におけるこのような省庁横断的な会合は稀有であり、我が校の結束力の高さを示しています。今回の名簿改訂作業の結果、270名強の会員名簿が出来上がり、そのうち50名余りが出席しました。最近は、会員の年齢構成の高齢化も進みつつありましたが、平成20年以降に湘南高校を卒業した者が13名も加わってくれたのは心強い限りです。

会合は、井出道雄会長(44回生:元農林水産事務次官) の挨拶に引き続き、政務の都合上出席がかなわなかった元榮太一郎参議院議員(69回生) のメッセージを紹介し、最年長の澤田秀男元横須賀市長(27回生:自治省出身) の乾杯の御発声をきっかけに老若男女問わず会話の花が広がりました。また、来賓の川島俊輔 県立横浜桜陽高校校長(57回生: 平成30年度湘南高校副校長) からは、最近の湘南生の奮闘ぶりが紹介され、自分たちの高校時代との共通性や違いに、思わず笑みがこぼれたり、感嘆の声が聞かれたりしました。

会合の中盤には、警察庁鈴木参事官(65回生) や日本銀行田原課長(63回生) から、国際テロ対策や貨幣の歴史に関する興味深い情報提供が行われるとともに、急遽会合に駆け付けられた山際大志郎衆議院議員(62回生) からも激励のお言葉を頂きました。その後も、若手の職員たちが、先輩たちに積極的に話しかける姿を見られたのが印象的でした。

会合終盤には、ブラスバンド部出身の石寺孝義元農水省審議官(36回生) の指揮の下、校歌斉唱が行われ、さらには、石寺氏の朗々たる美声によるエールの交換が行われ、盛り上がりは頂点に達しました。

会合の最後に、会費収入の残額67,837円を創立100周年記念奨学金基金に寄付することを宣言し、名残惜しい雰囲気の下解散しました。

報告者: 西川 智 (51回生)