ニューヨーク湘友会、ズームによる懇親会を開催

8月15日土曜日、ニューヨーク湘友会は新しい同窓会の形、ズームによる懇親会を開催しました。

世界はコロナ禍、アメリカはコロナの感染者数・死亡数ともに最悪となり、中でも当初ニューヨーク市は世界最悪の感染都市と言われ、3月から4月のかけては普段は人・車で溢れているマンハッタン島も店は閉まり、人もほとんどいないゴーストタウンとなりました。そんなニューヨークもクオモ州知事の賢明な策により、今では全米でも模範となる州まで改善し、街も少しずつ活気を取り戻してきました。それでもまだ、人が集まるような状況ではなく、夏の恒例、ニューヨーク湘友会代表尾島巌先生 (39回生) 宅でのバーべーキューは開催できず、急遽ズームで懇親会を開催することとなりました。一つの場所に集まる必要はないため、ニューヨークを離れた方々にも声をかけ、ニューヨーク・日本・そしてスイスローザンヌと合同で、ニューヨーク時間朝8時、日本同日夜21時、ローザンヌ午後と言う時間帯で一緒に行うことができたのはこの状況でなければ考えなかったことで、負の面ばかりではないと実感しました。また、仕事の関係や家庭の事情で普段なかなか参加できない方もズームなら自宅から手軽に参加できると言う利点もありました。

ニューヨーク湘友会を尾島先生といっしょに再開してくださった篠田健太郎さん (71回生) の参加 (日本から9年ぶりの参加) で、どうやって湘友会の再開にこぎつけたのか懐かしい話もあり、その当時3歳だった息子さんも15歳に成長していて、少し前の事と思っていたこの湘友会第一回の懇親会からかなりの年月が経ったのだと改めて感じました。

皆さんコロナが拡大し、お仕事、子供の教育と生活が大きく変わって、苦労もたくさんあるとは思いますが、それでもニューノーマルの環境に適応し、日々新しい何かを求めて挑戦している事に励まされ、まだまだこれからどうなるのか分からない世界で、いつまでも挑戦し続ける、逆境をチャンスに変えると言う前向きな皆さんのお話を聞いて、エネルギーを頂いた会となりました。

ローザンヌに引越しされた村中智津子さん (59回生) が『湘南生とは自己紹介のいらない親戚のような関係』とお話しされていましたが、年代を超えた交流でまさにその表現がしっくり私の心におさまりました。

まだまだ、気の許せない状況が続きますが、いつか近いうちに皆様とお会いできるのを楽しみにしております。それまではまたズームでの懇親会で大いに盛り上がりたいと思います。

渡辺 真利子 (67回生)