歴史館ギャラリー 7月以降の予定

展覧会タイトル「67歳: 水彩画で人生リデザイン」
会期: 7月18日(火)~10月6日(金)
※日曜祝日 休館 / 8月11日(金)~20日(日) 夏季休業
場所: 湘南高校歴史館ギャラリー

今回は48回卒業の石塚敏明さんの水彩画点を開催します。
石塚さんの制作を拝見すると、通われている画塾などで描かれた作品は、水彩の技法もいち早く我が物にされて、存分に水彩での制作を楽しんでおられます。また、お孫さんの要望で描かれた飛行機などには少年のような素朴な一面と温かい愛情がが垣間見え、馴染みのお寿司屋さんで出されたいろいろな「寿司だね」を描いた小品には人間的な微笑ましいお姿を感じました。楽しい展示になるのではと期待しています。

湘美会 41回卒 廣田雷風(らいふ)
(以下石塚敏明氏のご挨拶です)

皆さま48回生の石塚と申します。よろしくお願いします。昨年7月、67歳にして半世紀ぶりに絵筆をとりました。高校の美術の授業以来です。キッカケは水彩画教室が鎌倉芸術館で開いた展示会を覗き、そこで絵の先生から無料のお試し会に誘われたこと。そして「才能あり」とおだてられるまま教室の生徒となりました。高校時代は英数国より美術音楽の授業のほうが心地よかった程度で、しかも専ら水泳部中心で絵とは無縁の世界で毎日を過ごした生徒でした。そして大学を卒業し、いわゆるビジネスマンとして40年間、休むことなく走り通したのは多くの皆さまと同じです。そして定年。ゴルフを楽しみ、友人たちと集い、海外旅行を満喫する……バラ色のリタイアメント生活を夢見ていましたが、現実は高齢の両親や次々と生まれ育つ孫たちの世話。更に新型コロナの追打ちで外出もままならない生活の中で、ふと写真を眺めているうちに何気なく風景を絵にしてみたい気持ちが芽生え、その時に開催されていた水彩画の展示会で先生に声を掛けていました。さて絵の具や絵筆を揃え初心者なりに絵を描き始めると、いつも新しい発見や難しさへのチャレンジがあり実に楽しく気が付くと1年間で50枚以上の絵を描いていました。LINE仲間にも描いた絵を送ったところ、またまた「才能あり」とおだてられ、是非個展をと乗せられ、有頂天になったまま美術部OBOGの皆さまに相談申し上げるに至りました。すると直ちにご快諾いただき7月からしばらく歴史館のギャラリーが空いていますと有難いご返事まで頂戴し早速準備に取り掛かった次第です。まだまだ初心者マーク付きのレベルとご理解いただいた上、ご笑覧いただきたくお願い申し上げます。また、ご協力いただきました、湘南高校歴史館、美術部OBOGの皆さま、作品のヒントになる写真を送っていただいた皆様、そして個展開催に向け力一杯背中を押していただいた皆様にこの場をお借りして心から感謝申し上げたいと思います。