ご報告:平成25年度イブニングセミナー特別企画 みんなで歌おう 福呼う・平和祈念 くすのきコンサート

8月15日(木)に平成25年度イブニングセミナー特別企画として、「みんなで歌おう、福呼う(ふくこう)・平和祈念くすのきコンサート 」を開催しました。

湘南高校主催、同合唱部、卒業生有志共催で、まだ成し遂げられない東日本大震災の復興を想い、終戦の日、平和を祈念して行った手作りコンサートでした。世界で活躍中のかの指揮者も駆けつけてくれました。

湘南高校の門には、2本のくすの樹があります。くすの樹は樟脳の元なので、昔からこの木の下は良い香りがします。植樹された後80年間、ここから巣立つ生徒を見守り続けてきました。関東大震災の10年後に、いまは枯れて無い150本のくすの樹の防風林と一緒に植えられたものです。くすの樹は京都大学や、稲盛財団京都賞の象徴にもなっています。

今年は関東大震災90周年。当時は湘南高校も大きな被害に遭いました。若い世代への架け橋は、記憶をつなぐ架け橋でもあります。この時代の雰囲気の中でこうした機会を持てたことは、意義の深いことでした。

会場の皆さんも出演者も、参加された先生方のお話に引き込まれ、個性的な演奏の世界に驚き、現役生と卒業生の響きを聴きました。最後は手話を交えた「花は咲く」で彼の地を想いながら、全員で歌い演奏しました。そして、夕闇迫る中、いらしてくださった皆さんを、くすの樹の元から歌でお送りしました。参加者の間に長いこと余韻が残りました。

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来年も8月のイブニングセミナーの一環として開催します。今年参加できなかった卒業生のみなさん、来年は是非ご一緒しましょう。