第62回 湘友会セミナー報告 ~「肩」から自分の体を見直そう!

  • 日時: 2018年 2月 3日(土) 13:30~15:30
  • 場所: 湘南高校 清明会館 2階 研修室
  • テーマ: 「肩」から自分の体を見直そう! ~いつまでもカッコよく、健康でいるために~
  • 講師: 筒井 廣明 氏 (44回生)

  第62回湘友会セミナーのご案内

セミナーの事前案内の中では「テレビでお馴染みの」という記載がありましたが、私 (50回生 坂井) は、あまりテレビを見ないので、筒井先生の名前と業績について事前には知りませんでした。

しかし、「いつまでもカッコよく 健康でいるためのセミナー」というセミナーのテーマどおり、セミナーが開始される前に参加者の方と歓談する筒井先生は、実にはつらつとされており、姿勢が良いことにまず驚かされました。

筒井先生のセミナーの内容を要約すると、肩の動きは、複数の筋肉による複雑な動きのバランスにより成り立っているというものです。また、筋肉の動きは、肩だけでなく体全体でも、常に複合的に調整され、体全体の運動が成り立っており、その筋肉の動きが複合的に調整された結果は、体を外から眺めた際に姿勢という形に表れるというものでした。

このレポートを書いている私自身は、以前アマチュアの競技者として自転車競技の短距離種目に取り組んでいました。

筒井先生の説明された筋肉の複合的な動きという概念は、自分の体を通してある程度理解をしていましたが、先生のお話は、まさに複数の筋肉が目の前で立体的に動いているかのようにイメージができました。

体の動きを口でしゃべって説明するという行為は、とても難しい作業です。「ぐぅ~と引き付けて パッと離す」などなど、体の動きを言葉にする作業は微妙なところがいろいろありますが、先生の話には、トップアスリートの体を長い間 診てこられた実績とスポーツに対する愛情が、言葉の端々ににじみでていました。

セミナーの後半は、セミナー参加者がかかえる体の問題を、その場で診断して治すというさながら臨時の整形クリニックのような状態になりました。このようなパフォーマンスが出来るようになるには、とてつもない数の症例を診て、いろいろな試行錯誤があったのだろうと想像しました。

最後に、先生より、「自分の体がどのように動いているのかを客観的に知ることが重要」というアドバイスがありましたが、これからは、姿見で自分の姿勢を注意してチェックしていこうと思っています。鏡や写真は、正直で嘘をつかないからな~。

坂井 一敏 (50回生)