関西支部 平成25年秋の加古川バスツアー報告

11月4日(月)、早朝の雨も上がりホッとしながら9時前に21名全員が集合し、旧中央郵便局前から砂川さんに手配して頂いたバスで加古川へ出発しました。
今回の参加は、ご夫妻が中元、一花、井上、清水の各氏と脇村、大野、石川、平岡、平河、大下、お友達の女屋、井関、椿、福島支部長、砂川、松村、井澤の皆様でした。
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バスの中で今回訪れるお寺について、用意して頂いた資料で大下さんから説明を受けました。そして加古川バイパスを下りて先ずは聖徳太子建立の「鶴林寺」に到着、国宝の本堂と桧皮葺の優美な県下最古の太子堂を見学。丁度、地元の皆さんが来年の大河ドラマ「黒田官兵衛」に因んで官兵衛鍋を振舞っておりこれを頂き、宝物館に入館、官兵衛の妻「お光(てる)」の紙芝居や「戦国時代の播磨の様子」や仏像など拝見しました。
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その後加古川上流、平荘湖の近くを通り、予定通りの時間に昼食の「かふぇど結(ゆう)」に到着。ここは、事務局長の鈴木さんの奥様が妹さんと始めた、古民家を自分たちで改装した「本日開店」のお店で、鈴木さんが腕をふるった美味しいお昼を頂きました。びっくりしたのは、地元の方が太鼓で私達を歓迎してくれたことで、民謡に合わせてお子さん方も一生懸命バチを振り、中元さんも飛入りで太鼓を打ちました。些少でしたが皆様のお礼の気持ちを置いて、これからのご繁盛を祈りつつ記念撮影の後、次の行程に入りました。
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 午後からは鈴木さんも加わり、さらに上流の「浄土寺」に向かいました。ここは、東大寺復興の責任者、俊乗坊重源の播磨の別所であり、おそらく東大寺の再建の試作をここでしたのか、南大門と同じ大仏様(天竺様)と云われるもので当然国宝です。中の阿弥陀三尊像は快慶作の巨大なもので、私達を圧倒する迫力でした。夏至の頃、このお堂に夕陽が差し込むと、まるで西方浄土から阿弥陀様がお迎えに来たように荘厳な景観になるとのこと。弥次郎兵衛の働きの梁が大屋根をどうして支えるのか、議論しながらここを離れ、三重塔で有名な「一乗寺」に行きました。お寺の入り口でも集合写真を撮りました。
平安時代末期に建立された国宝のこの「一乗寺の塔」は、国内屈指の美しさとか、下から見上げた姿、階段の途中から見る形、本堂から見下ろした様子など魅せられるものがありました。階段がきついので一部の人は楽な道で降りました。この後、「三木の道の駅」に寄りましたが、一花夫人曰く「今日は成果が無かったわ!道の駅は朝早くがいいのよね」とのことでした。
中国道は事故渋滞がありこれを避け、西神中央近くを通り15分遅れでしたが、無事大阪駅に着き、5人の方が難波に向かいました。
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次回は、年一度の総会を12月14日に、吹田駅近くの鈴木さんのお店「福屋」で開催することとし、そこで亦お会いすることを約して解散しました。

文責 連絡幹事  井澤 勝