出展作品紹介: 30回生の第10回 悠稀会展

30回生有志で組織される悠稀会恒例の作品展が、10月20日(火)から10月25日(日)まで茅ヶ崎市民ギャラリーにて開催されました。下の「出展作品」より、力作の数々を是非ご覧ください。
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→  出展作品

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(館内掲示の挨拶文を以下に掲載します)
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「第10回悠稀会展を迎えるにあたり」

古稀を機に発足した悠稀会展は、お陰様で今年、記念すべき10回展を迎えました。そして高校を卒業して60年になります。戦後間もない昭和27年、男女共学となった新制高校3期生として、県立湘南高校に入学、 文武両道を目標に、自主性を重んじる校風のもと、物質的にも精神的にも恵まれぬ混沌とした時代にもかかわらず、湘南の風土と皆様のお陰で心豊かに3年間過ごしました。

いろいろな懐かしい記憶が蘇ります。修学旅行は、ひとりひとり米持参で京都と奈良へ出掛けました。その折、台風で電車が止まり、一泊多く宿泊することになり、先生方の心配をよそに、はしゃいでいた私達がおりました。

展覧会会期中は、「みっちゃん」「ようちゃん」と高校時代の呼び方にもどり、急ぎ過ぎた時間を取り戻すような、不思議な顔がそこここで見られます。歳を重ねて、かたちや色を変えながら、良き仲間と友情がいまも生きています。そして、 来年は八十路を迎えます。

悠稀会展を通して、ものを作る喜びと発表出来る幸せを感じながら、何事にも、年寄りの世迷言にならないように、しっかり物事を見極めて生きたいと念じております。

本日は御高覧賜り誠に有難うございました。

2015年10月20日 悠稀会