ジャカルタ湘友会第10回会合 井土会長歓送会

恒例となった校歌放吟の後、前会長がそっと新会長に耳打ちをする。 「これから宜しく頼む」
新会長は、委譲された重き責任をかみしめるよう、前会長の新たなチャレンジに対して親愛の情をこめて、エールを送った。

ジャカルタ湘友会を立ち上げてほぼ1年半。 節目となる第10回ジャカルタ湘友会会合は、12月7日(水)にジャカルタの日本食レストラン「バサラ」でいつものように盛大に執り行われた。

ジャカルタ湘友会第10回会合記念写真

時節柄本来であれば忘年会の様相を呈するのであるが、今回は井土会長(53回生)のミヤンマー・ヤンゴン事務所長への異動に伴う「追ん出し会」をも兼ねることになった。 

会合はいつものビジネス情報交換に加え、このジャカルタ湘友会を、高校同窓会としてはジャカルタでトップに押し上げた井土会長の功績を振り返る話で大いに盛り上がった。最後の会長のスピーチの際には、参加者全員の目に一滴の涙が光っていたことは言うまでもない。
その剛腕は、新任地ヤンゴンでも十分に発揮され、それはビジネス開発だけではなく、当然ながら彼の地の「湘南高OB/OG」の発掘に並びに湘友会ヤンゴン支部を立ち上げること、まさに間違いないものと思われる。

今後は佐藤新会長(59回生)のもと、新会員の発掘並びにインドネシア・日本の架け橋となるべく、一高校同窓会の枠を超えて、両国関係強化に寄与していくことを、改めて参加者全員で確認をした。

井土前会長へのエールの余韻さめやらぬ中、出席者たちはいつもと違う「サヨナラ」を前会長に告げた。 ジャカルタ22時。 遠くにとどろく雷鳴がかすかに聴こえた。