第24回湘友会セミナーのご案内

  • 日時: 12月 6日(土) 14時~16時
  • 場所: 湘南高校 歴史館スタジオ
  • テーマ: 「長州五傑と工学教育の黎明、そしてこれから」
  • 講師: 岸本喜久雄氏 (46回生)
  • 対象: 湘南高校卒業生・在校生
  • 参加費: 無料
  • 事前申込: 不要

【講演内容】
幕末期の1863年に長州藩の若者5人が国禁を犯して英国に渡りました。その5人とは、伊藤博文、井上馨、井上勝、山尾庸三と遠藤謹助です。彼らは、帰国後、日本の近代化への基盤を築くのに大きな貢献をしました。そのなかで山尾庸三は東京大学工学部の前身となる工部省工学寮を創立しました。その工部寮の初代教頭を務めたのは、ヘンリー・ダイアー。来日当時24才。ダイアーは当時の世界に類を見ない独自の工学教育を実践し、我が国が独立国家として発展する原動力となりました。現在、優れた科学技術者の育成を目指して工学教育の質を高めることが世界的な競争になっています。我が国の工学教育の黎明期における成功を振り返るとともに、これからの工学教育についてお話します。

【講師紹介】
1971年 湘南高等学校卒業 (サッカー部)
1975年 東京工業大学工学部卒業
1977年 東京工業大学理工学研究科修士課程修了
1982年 工学博士 (東京工業大学)
1977年 東京工業大学助手
1989年 同助教授
1995年 同教授
2012年 同副学長 (9月まで)、同理工学研究科工学系長・工学部長( 10月より)

ケンブリッジ大学客員研究員、西安交通大学客座教授、日本学術会議会員等を歴任
日本機械学会フェロー、自動車技術会フェロー、米国機械学会フェロー