会長退任ご挨拶

天野さん

湘友会会員の皆様には、お元気にお過ごしのこととお慶び申し上げます。

湘友会は今年も大勢の新入会員を迎え、全日制315名、定時制49名、通信制277名の総勢641名が仲間入りしてくれました。その結果、現在の会員数は約47,000名に達しており、その活動が年を追って活発化し、かつ多岐にわたってきているのは、誠に喜ばしいことです。

さて、私は、去る6月21日の総会をもって湘友会長を退任いたしました。
思えば6年前に、母校へのささやかな恩返しになればとも考え、お引き受けしましたが、未だに修養の身でありながら、多くの人生練達の士に混じって会長の立場にいることは、はなはだ辛いものがありました。私の如き者が、伝統ある湘友会で何とか一つの役目を果たすことができたのは、ひとえに役員をはじめ会員の皆様、母校の校長はじめ先生方のご指導・ご協力の賜と、深く感謝しております。

次期会長として、役員会の中に候補推薦のための特別委員会を設けて検討を重ねた結果、田辺克彦氏(36回生)を推すこととなり、総会で承認されました。
田辺氏は、法曹の第一線で活躍中の高名な弁護士さんで、ご多忙の身ですが、これまでも幾つかの卒業生の会合を主導されるなど、母校を愛する気持ちの人一倍強い方であり、教育の問題にも関心が深く、さらに住まいも藤沢市内で母校に近いなど、会長に最もふさわしい方であって、湘友会のためにうれしく思っております。
同時に、従来湘友会にご尽力くださった何名かの役員が退任され、新たに尾高忠昭副会長(36回生)、玉木真理子副会長(41回生)、石渡信行会計幹事(39回生)、小室敦彦サポート委員長(40回生)ほかの方々が役員に就任されました。田辺新会長を盛り立て、湘友会のために、そして何よりも母校の発展のために力を結集していかれるよう、期待しております。

母校は、私の尊敬する川井陽一校長先生のもとで、伝統を重んじながらも新時代の湘南高校の創造に向けて、力強い歩みをはじめており、県内は勿論、全国的にも注目を集めています。

卒業生の皆さん、ネットの時代になりましたが、やはり、集まって互いに肩を叩き合ってください。群れてください。そして組織的に何か母校にできないか、を考えていただきたいものです。

結びとして、会員並びにご家族の皆様のご健勝とご多幸をお祈り申し上げます。
ありがとうございました。フレー、フレー 湘南!

天 野 武 和